法人化の前に確認!マイクロ法人設立のメリットとデメリットを解説

こんにちは!
ざえもん社長です。

今回はマイクロ法人設立のメリットとデメリットを解説していきます。

一般的な内容だけでなく、デメリットについてはハードルの高さなど、
実際に法人を運営している経験をもとに説明するよう心がけるよ!

結論から言うと、
未経験者でも乗り越えられるレベルのハードルなので
メリットを取りに行きたい方はぜひ一歩踏み出すべき!
というのが私の考えです。

目次

そもそもマイクロ法人とは?

マイクロ法人とは、会社法に定められた会社の形態ではなく、
一般的に経営者1人だけで経営している会社の呼び方の1つです。
経営者の家族を含む場合もあるため、「プライベートカンパニー」と呼ばれることもあります。

引用:弥生株式会社

多くの場合は個人事業をされていた方が、後述する節税効果などのメリットを享受するために
設立を検討されているのではないでしょうか。

法人化のメリットとデメリット

まずは一般論として、個人事業に対する法人化のメリデメを紹介したうえで、
次の章でマイクロ法人に特化して解説していこうと思います。

個人事業に対する法人化のメリデメを抜粋すると以下のようになります。

内容詳細
メリット①社会的な信用が上がる・登記の義務がない個人事業に対し情報を取りやすい
⇒安心材料になるため融資を受けやすい
②節税につながる・経費の範囲が広がる
・赤字の繰り越し期間が長い
など
デメリット③設立の手間と費用がかかる・定款の作成や登記申請が必要
・合同会社の設立で7万円くらい
④赤字でも毎年維持費がかかる・法人県民税
・法人市民税
⇒上記の支払いが必要(7万円)
⑤税務申告の手間と難易度が高い・源泉徴収を自分でする必要がある
・確定申告の書類が個人と違ううえに複雑

マイクロ法人を運営している経験をもとに解説

この章では実体験をもとに、主観も込めながら解説していきます。

メリットについて

①社会的な信用が上がる
マイナスに働くことはないですが、プラスになるかは選択する業種次第。
金融機関から借り入れせずに業務をする場合は、特にメリットにはならない
(例えば、自社資金のみで株式投資をするなど)
一方、金融機関から借り入れをする不動産投資などの業種ではメリットになる。

②節税につながる
法人設立を検討されている方が、一番魅力に感じているのが節税効果の高さかなと思います。
私も同意見です。
経費の幅:役員報酬や賞与も経費にできる
赤字の繰り越し:個人事業の3年に対して、法人は最長10年
などの利点があり、利益と相殺することで節税につながります。

ただし、メリットの享受にはデメリットを乗り越える必要があります

デメリットについて

③設立の手間と費用がかかる
結論から述べますが、
未経験者でも乗り越えられるレベルのハードルです。

初期費用は7万円ほど必要ですが、一度払ってしまえばそれっきり
・事実として設立の手間はかかり、一人でやると確かに大変。
5000円程度払えばサポートしてくれるサービスがあるので活用をオススメ
 理由:設立作業は一度しかやらないのでマスターする必要性が低い。
    やり方を頑張って調べても節約できるのは5000円くらい。
    ⇒手間を減らしてその時間で実務をやる方が賢い。

補足。
・費用について
最小限に抑えても、登録免許税6万円(資本金により増額の可能性あり)が必要。
法人の印鑑作成や証明書の取得で5千円程度追加でかかります。
これに設立サポートのサービス費用5000円を足して、おおよそ7万円くらい。

法人の印鑑も設立サポートのサービス経由で購入できますが、
ネットショップなどでもっと安く買えるところがたくさんあります。

・設立の手間について
会社のルールとなる定款の作成など、
登記に必要な書類を準備して申請する必要があります。
サポートを受ければ、自分でやるのは
・法人の名前を決める
・何の業務をする会社か決める
など最低限の手間で済む
ため、よほど詰まることはないでしょう。

④赤字でも毎年維持費がかかる
法人が存在する限りは住民税(均等割)の支払いが毎年必要です。
資本金や従業員数にもよりますが、多くのマイクロ法人では
・法人県民税:2万円
・法人市町村民税:5万円
の合計7万円が維持費としてかかります。

この維持費は経費にならない点も注意が必要です。

最低限、維持費を払ってもプラスにできる算段をつけたいね!

⑤税務申告の手間と難易度が高い
特に確定申告を全部自分でやろうとすると大変です。

ここがネックで法人設立を迷っている方も多いのでは?

ですが結論から言うと、未経験者でも乗り越えられるレベルのハードルです。

・あらかじめ税務署に予約しておけば無料で書類作成を手伝ってもらえる。
 確定申告書に数字を転記するために決算報告書までは自分で作るとスムーズ。
・決算報告書は会計ソフトで簡単に作成できる。
・頻繁に取引しないマイクロ法人であれば、未経験でも経理は簡単。

補足。
・確定申告書類作成について
正しい申告・納税をしてもらうために、
私が住んでいる地域の税務署では上記のサービスをされています。

日本中どこでもやっているかまではわからないので、
お住まいの地域の税務署のHPを事前に確認してみると良いでしょう。

親切にどの数字をどこに転記すべきか教えてもらえるためスムーズで、
だいたい45分ほどで必要な書類を作成できました。

・経理について
私はキャンペーンで無料期間がついていた会計ソフトを使っているので、
現状、経理にお金は一切かけずに運営できています。
(無料期間が終わると年間2~3万円必要)
支出の機会はたまに投資の書籍や、消耗品を購入するくらいなので、
仕組みだけ理解すればエクセルでもいいかなという感覚。

このあたりはマイクロ法人ならではだと思います。

まとめ

  • 一般的に言われている法人設立のメリデメは総論としては正しいが、
    マイクロ法人ではハードルが下がる。
  • 適切なサービスやサポートを活用すれば大きな出費はなく、未経験者でも乗り越えられる。

みなさんの背中を押すきっかけになると嬉しいです。

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